看護師不足。

少し前に話題になっていたような気がするが、最近はあまり聞かなくなった気がする。

8年程前、看護師不足だった気がする。

そんな話題もよく取り上げられていたんじゃないかと。

その話題に影響を受けて、看護師を目指したと。

その当時は景気もよくない雰囲気がただよっており、看護師はきついが需要があり高給で安定の仕事と言われてもいた。

その為、看護学校の入試が何十倍もの競争率になっていた。

その当時に僕は看護学校に入学した。

この競争率をみて、私大が一斉に動いた。

定員割れの続く学部を潰し、看護学部を増設した。

その為、看護学校の競争率も一気に低下していった。

競争率の低下は、看護学生の質の低下へ。

さらに国試の合格率の低下へ。

国試の合格率の低い学校は、また定員割れの危機へ。

その為、看護学生への指導がきつくなり留年や中退が増えている。

僕のまわりには、看護学校を中退した男子が二人もいる。

そして、看護学校が厳しくて大変ということで看護師を目指す人が減っている。

僕の考えだが、看護学部の増設がなければ看護師の質は上がっていた。

看護師の質が上がっていれば、看護師の地位も上がっていただろう。

地位が上がることにより、看護師のきつい仕事のイメージも変わり、看護師になりたい人も増えただろう。

あくまでも僕の想像ではあるが。

僕の勤める三流病院では、現在、看護師不足が問題になっている。

少ない看護師数でまわしているので、一人当たりの仕事量が増え残業も増えるし、疲労も増える。

それにより退職者も増え、より一人当たりの負担も増す。

そして退職者も・・・。

完璧な悪循環である。

負担が増えるので、彼女も疲れ機嫌が悪い。

だから、仕事が一緒になると二人の仲が悪くなる。

ここにも悪循環の影響が。

明日は、彼女と一緒になる。

僕の方は会議にでるので半日なのだが。

今日も残業して遅くなっている彼女。

は~心配だぁ。