ターミナル。

自分の勤める施設では、病院に行かずこの施設で最後をむかえることをターミナルと呼んでいる。

今、ターミナルケアをしている利用者さんが2名いて、1名はもういつ亡くなってもおかしくない状態であった。

夜勤中、もうダメかなと思って、亡くなった時に対応できるように準備をした。

まだ自分は人の死に仕事でたずさわったことがなく、実際にどのように対応してよいのか不安がある。

そんな不安な気持ちで夜勤をし、その日は無事に終わった。

そして今日、休みを1日挟んでまた夜勤である。

その利用者さんが存命であった場合、また不安をかかえながらの仕事になるだろうと嫌な気持ちになってしまった。

できれば、休みの間に亡くなっていてくれたらなんて不謹慎な気持ちも。

出勤して、最初にその利用者さんの名札を確認し、名札がなくなっていた。

おそらく亡くなられたのだろう。

そう思い、気持ちが楽になる自分がいた。

人が亡くなることに安堵してしまった。

とても複雑な気持ち。

今、夜勤中なのだが、ぜんぜん気持ちが入らない。

ただ作業をしてるだけ。

少し前まではやる気のようなものがあふれていた気もするのだが。

今は、何かスイッチのようなものを入れないといけない状態みたい。

ターミナルケアの影響なのかな。

何か答えが見つかるといいのだが。