おばさん介護士③。

ばばぁ介護士との戦いは依然継続中である。

お互いに挨拶も無ければ、業務上の会話すらない。

完全に無視。

そんな中、1人の介護士が退職した。

50代の男性介護士で半年程前に入職したのだが、人間関係の悩みで辞めることに。

その原因はもちろんばばぁ介護士。

しかし、その男性介護士も辞めぐせのある人のようで、職場を転々としていることもあり、ばばぁ介護の態度が悪いと問題にはならなかった。

なんとか、ばばぁ介護を悪者にしてやっつけてやりたいのだがなかなか上手くいかない。

研究発表の原稿を早々にまとめ提出し、期待した程は褒められなかったが、まずまず自分の評価を上げることが出来た。

さらに、先日の窒息事件について施設内の救命体制を整える方針となった。

そこで以前にICLSという救命講習の資格を取得している自分に、協力と講師の依頼がきた。

一気に自分の株が上がる。

当然、本部の方にも名前が上がるだろうし、自分の影響力もアップ。

ここで、ばばぁ介護士に力の差を味合わせるしかないなと。

お前は、やりあう相手を間違えたなと。

俺に逆らったことを後悔するんだな。

妄想はどんどん広がる。

9月はなぜか分からないが、ばばぁ介護と一緒の夜勤がない。

とても幸せ。

今、夜勤中だが、明日はばばぁ介護は休みだから、とっても気が楽。

気持ちもノリノリ、妄想も膨らみっぱなし。

なんて幸せ。

やっと俺の時代が来たな!